テレビなんて要らないのではないか。と近頃思うことがあります。一昔前まではテレビは情報を得るための大きなアイテムであり、今でも一般的にテレビというと公共の電波という意識が高く信用性が高いという意識があります。しかし、今はインターネットの時代でテレビの情報以上に豊富であることは否めません。インターネットには正反対の意見、偽りの情報も含まれています。しかし、その中でも事実と認めるだけの信頼できるデータがあれば信用性はより高いものとなります。
この点においてテレビ報道は一方通行なのです。まるで学校教育のように何も知らない者に事実だとされる情報を一方的に押しつけています。誤解のないようにテレビも学校教育も悪いというわけではありません。要はテレビ報道には全く取り上げられないこと、事実ではない一方的な情報を押しつけていることがあるということです。もう学校教育方式は卒業して一段階上に立って大局的に見る目を養うべき時代になっているということなのです。
そもそも民放の放送局はスポンサーによって成り立っているわけで、その最大の目的は視聴率なのです。つまり誰も興味を持たないようなことは放送しないのです。また、基本的にスポンサーの不利になるようなことについての報道も一切できないのです。このような制限の中でニュース報道に真実を求めることのほうが困難だと思います。
余談ですが、一般庶民から風当たりのきついNHKで一番かわいそうな職員は、世間の風当たりの強さをもろに感じながら自分でも納得いかない受信料を無理やり契約しなければならない営業マンでしょう。また、問題となっているNHK職員の平均年収ですが、もし普通の企業並みにすれば十分受信料の引き下げは可能です。しかし、現実問題としてそれは不可能で、もし可能にする意志があったとして今後何十年と掛かるでしょう。私は、解体も含めた抜本的な改革がない限り世間の風当たりが止むことはないと思います。